「りんごをかじると、歯茎から血が出ませんか?」というフレーズのCMが昔あったことを覚えている人はいるでしょうか。相当昔のCMですけど。ものを食べるときに、直接力が加わるのは勿論歯なので、歯が痛むとか歯がしみるとかが起こり得ることはすぐにわかりますが、歯茎から血が出るとはまた変な話しだなぁ、と子供心には思ったものです。しかし、歯のことを調べていくと、ものを食べるときに歯茎がものすごく重要な役割を果たしていることがわかります。
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歯茎とは、歯の構造のところでも説明しましたが、歯の根っこのところにある肉のことです。歯肉とも言います。歯茎は、歯そのものではありませんが、歯の役割を支える重要なものです。
これからもわかるように、歯茎は非常に重要なものですから、歯と同じくらいにケアをして、健康な歯茎を維持してあげなければなりません。健康な歯茎は、ピンク色、または薄い赤色をしています。そして、歯茎の先のところから歯にくっついています。ちなみに、この歯と歯茎の間の隙間のことを歯周ポケットと言います。歯周ポケットがない歯茎が理想的な歯茎だとも言われています。
ところが、何らかの原因によって、異常な歯茎になってしまうことが多々あります。歯槽膿漏なんてよく聞きますね。後で詳しく説明しますが、歯茎の異常は口の中が清潔に保たれていないことにより引き起こされることがほとんどです。歯茎に何らかの異常を持つ人は非常に多く、日本人の実に7割もの人が歯茎の異常を抱えているとも言われています。自覚症状がない人であっても潜在的に歯茎に問題を抱えている人は多いのです。いくつか事例を見てみましょう。
このように、普段であれば何も問題のないはずの歯茎に異変を感じるようになった場合は、何はともあれ歯医者さんに行って相談しましょう。歯茎の異常は、急激に進むことはほとんどなく、何年何十年という長い期間をかけて進行することが多いので、症状が悪化していないから多分大丈夫だろう、というのは安易な考えです。ひどくなってしまうと、歯茎がダメになってしまって、歯そのものを抜かなければならなくなりますから、そうならないためにも早め早めの対策をすることが重要です。
最後に、歯茎と歯周ポケットについて考えてみましょう。歯周ポケットは、歯垢や歯石が原因で形成されます。歯茎の異常の原因である細菌は、歯と歯茎の間の歯垢や歯石でふさがれた部分で繁殖します。歯周ポケットができると、そこの部分に歯垢・歯石がたまる→その中で細菌が繁殖→歯周ポケット拡大→さらに歯垢・歯石がたまる→細菌繁殖→・・・という典型的な悪循環を引き起こします。従って、歯垢や歯石がたまらないようにきれいに処理することが、そのまま歯茎の健康維持につながります。歯を十分にケアすることが、そのまま歯茎を健康に保つことになるのです。
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