ホームプライバシーポリシー
歯の治療マニュアル
このページをTwitterで共有する
このページをGoogle+で共有する
このページをはてなブックマークでブックマークする

歯茎

「りんごをかじると、歯茎から血が出ませんか?」というフレーズのCMが昔あったことを覚えている人はいるでしょうか。相当昔のCMですけど。ものを食べるときに、直接力が加わるのは勿論歯なので、歯が痛むとか歯がしみるとかが起こり得ることはすぐにわかりますが、歯茎から血が出るとはまた変な話しだなぁ、と子供心には思ったものです。しかし、歯のことを調べていくと、ものを食べるときに歯茎がものすごく重要な役割を果たしていることがわかります。

[スポンサードリンク]

歯茎とその役割

歯茎とは、歯の構造のところでも説明しましたが、歯の根っこのところにある肉のことです。歯肉とも言います。歯茎は、歯そのものではありませんが、歯の役割を支える重要なものです。

歯と頭蓋骨の接続部分を保護する
歯と頭蓋骨はそれぞれ別のパーツであって、その間が神経や血管などが含まれた線維でつながれていることをお話しましたが、歯茎はその接続部分の線維を保護する役割を持っています。もし、歯茎がなかったらどうなるでしょう。歯と頭蓋骨の接続線維がむき出しになりますね。線維がむき出しになるということは、神経がむき出しになることなわけで、この状態になったら・・・。ほんのわずかな刺激だけで激痛が走ることは想像に難くありません。歯茎は、その存在によって、この神経や血管を直接的な刺激から守る役割を果たしています。
歯を支える土台となる
歯は、線維によって頭蓋骨とつながっていますが、これだけならば歯がぐらぐらして、とてもものを噛んだりすることはできないでしょう。その歯を根本から支えているのが歯茎です。穴を掘ってポールを立てたときに、周りにセメントなどを入れて固めて補強しますよね。この例でいくと、歯茎はセメントの役割を果たしているのです。

健康な歯茎とは

これからもわかるように、歯茎は非常に重要なものですから、歯と同じくらいにケアをして、健康な歯茎を維持してあげなければなりません。健康な歯茎は、ピンク色、または薄い赤色をしています。そして、歯茎の先のところから歯にくっついています。ちなみに、この歯と歯茎の間の隙間のことを歯周ポケットと言います。歯周ポケットがない歯茎が理想的な歯茎だとも言われています。

歯茎の異常

ところが、何らかの原因によって、異常な歯茎になってしまうことが多々あります。歯槽膿漏なんてよく聞きますね。後で詳しく説明しますが、歯茎の異常は口の中が清潔に保たれていないことにより引き起こされることがほとんどです。歯茎に何らかの異常を持つ人は非常に多く、日本人の実に7割もの人が歯茎の異常を抱えているとも言われています。自覚症状がない人であっても潜在的に歯茎に問題を抱えている人は多いのです。いくつか事例を見てみましょう。

歯茎から血が出る
歯茎の異常の中で一番頻度が多く、しかも多くの人が経験することだと思います。冒頭の「りんごをかじると~」のように、ものを食べたときに歯茎から出血する場合もありますし、よくある例として、「歯磨きしたら血が出る」というのもあります。このよくある歯磨き時の出血は、実は既に歯茎の異常が始まっていることを示しているのです。
歯茎から膿が出る
この状態の時は、既に歯茎の病状がかなり進行している、もしくは進行しつつあることを示しています。かなりヤバイ状態だと思われるので、ここまで自覚症状がある場合には、さっさと歯医者さんに行きましょう。
歯がぐらぐらする
歯がぐらぐらする場合は、既に相当歯茎の異常が進んでいると思われます。この状態になると、もはや通常生活にも支障が出ているでしょうから、やはり一刻も早く歯医者さんに行きましょう。まあ、こうなる前に手を打つべきなんですけどね。
歯茎が赤く腫れる
これは、歯茎が炎症を起こしたときの典型的なパターンです。少し腫れている程度であれば、早期治療を施すことによってもとの健康な歯茎を取り戻すことも可能ですから、気づいたらやっぱり歯医者さんに行きましょう。大きく腫れあがるまで放っておくと、他の歯の病気にもおかされてしまいますよ。
歯茎が痛む
何もしていないのに歯茎が痛む場合は、相当症状が進んでいると思いますが、そうなるまで放置しておく人はほとんどいないと思います。硬いものを食べたときに痛むなどの症状が出る場合は、やはり歯茎の異常が起こっていると考えられますから、早急に手を打つべきでしょう。

このように、普段であれば何も問題のないはずの歯茎に異変を感じるようになった場合は、何はともあれ歯医者さんに行って相談しましょう。歯茎の異常は、急激に進むことはほとんどなく、何年何十年という長い期間をかけて進行することが多いので、症状が悪化していないから多分大丈夫だろう、というのは安易な考えです。ひどくなってしまうと、歯茎がダメになってしまって、歯そのものを抜かなければならなくなりますから、そうならないためにも早め早めの対策をすることが重要です。

[スポンサードリンク]

歯茎と歯周ポケットの関係

最後に、歯茎と歯周ポケットについて考えてみましょう。歯周ポケットは、歯垢や歯石が原因で形成されます。歯茎の異常の原因である細菌は、歯と歯茎の間の歯垢や歯石でふさがれた部分で繁殖します。歯周ポケットができると、そこの部分に歯垢・歯石がたまる→その中で細菌が繁殖→歯周ポケット拡大→さらに歯垢・歯石がたまる→細菌繁殖→・・・という典型的な悪循環を引き起こします。従って、歯垢や歯石がたまらないようにきれいに処理することが、そのまま歯茎の健康維持につながります。歯を十分にケアすることが、そのまま歯茎を健康に保つことになるのです。

このページをTwitterで共有する
このページをGoogle+で共有する
このページをはてなブックマークでブックマークする
ページの先頭へ