ホームプライバシーポリシー
歯の治療マニュアル
このページをTwitterで共有する
このページをGoogle+で共有する
このページをはてなブックマークでブックマークする

歯の構造

これから、歯にまつわる様々なお話をしていくわけですが、どんな話をするにしても、まずは歯の構造を知らなければ話が始まりません。何をするにしても、対象物に対する知識を深めるのは重要なこと。歯と歯周の構造について見ていきます。

[スポンサードリンク]

歯の構造

歯の表面に出ている部分を歯冠と言い、歯茎に隠れている部分を歯根と言います。歯には前歯と奥歯があって、それぞれ形が違うことはすぐにわかると思います。しかしながら、歯自体の構造は前歯も奥歯もほとんど変わりがありません。前歯にしても奥歯にしても、歯は図のように4つの層から造られています。

歯の構造図

エナメル質

歯の一番外側の部分をエナメル質といいます。歯冠の表面部分は全てエナメル質だといってもいいでしょう。エナメル質はリン酸カルシウムというもので作られていて、人間の体の中で最も硬いものです。しかし、エナメル質は硬い反面脆いという特徴があり、エナメル質だけでは歯を構成することはできず、何らかの下支えが必要になります。エナメル質は2~3ミリ程度の厚みがありますが、歯の表面に行くほど硬く、中に行くほど軟らかい構造になっています。

セメント質

歯のエナメル質の内側にあるものがセメント質です。図を見ればわかりますが、歯が表面に出ている部分ではエナメル質の内側、歯茎の中に入っている部分では一番外側にあります。セメント質の内側にある象牙質を保護する役割を担っています。

象牙質

歯の主成分です。我々が歯と言えば、どうしても表面部分のエナメル質に目がいってしまいますが、歯全体の構造から考えると、歯の根幹はこの象牙質になります。逆に、歯の構造をこの象牙質の立場から見ると、まず象牙質があって、その外側に象牙質を保護するセメント質があり、さらに歯の表面に出ているところの外側に一番硬いエナメル質があるという感じです。この象牙質があることにより、硬くて脆いエナメル質が歯の表面に存在することが可能になります。また、一般的には歯は再生しないと思われていますが、この象牙質は再生可能です。しかし、歯の構造で我々に最も重要なエナメル質は再生できません。我々がイメージとして持っている歯の部分であるエナメル質が再生不能ですから、歯が再生不能であるという認識が広がっているのでしょう。

歯髄腔

歯の構造で一番内側に位置する空洞です。とはいっても本当に空になっているわけではなく、歯として我々の体に存在している時には歯髄と呼ばれる血管や神経などが通っています。この歯髄の働きによって象牙質が再生できるのです。

歯そのものの構造は以上のようになっています。後で出てきますが、虫歯は再生不能なエナメル質が腐食することによって引き起こされます。エナメル質は再生できませんから、一旦腐食してしまうと元に戻す術はなく、虫歯に十分注意しろといわれるのはある意味当然の話なのです。

歯周の構造

歯は歯茎によって口の中に固定されていますから、歯のことを見ていくためには当然歯周についても知らなければなりません。

歯周の構造図

歯槽骨

頭蓋骨と歯をつなげている部分にある骨のことです。歯槽突起とも言われます。槽という言葉から連想できると思いますが、歯槽骨とはそういった骨のことを指すわけではなく、頭蓋骨に歯をはめ込むようなはめ込み口のことだと考えればいいでしょう。

歯根膜

頭蓋骨と歯は歯槽骨ではめ込んでありますが、この頭蓋骨と歯をつなげているのが歯根膜です。歯根膜は歯と体をつなげているものですから、ただ線維でつながっているだけではなく、神経や毛細血管なども含まれています。

歯肉

歯と頭蓋骨をつないでいる部分を保護している組織です。簡単に言うと歯茎のことです。この歯肉によって、神経や血管が通っている歯根膜を保護しているわけです。

セメント質

このセメント質は歯の構造でお話したセメント質と全く同じです。歯肉に隠れている部分の歯を覆っているものです。

これら4つをまとめて歯周組織とも言います。歯周に含まれている部分は、歯が歯であるために必要不可欠なベースが入っていると考えていいと思います。我々が食事したりする時には歯が必要であり、その歯を根本から支えているのが歯周なのです。

[スポンサードリンク]

歯と歯周の重要性

歯と歯周の構造を調べてわかることは、「歯に気をつけるということは、歯だけ気にすればいいわけではないんだ」ということです。歯を支えている歯周部分の手入れも十分に行わなければ、歯をいい状態のまま維持することは不可能なのです。乳歯がなくなるのは別に何の問題もありませんが、永久歯がダメになってしまうと入れ歯や差し歯のお世話にならなければならなくなります。勿論、歳をとっていくと歯がダメになってしまうのは仕方のない部分もありますが、若いうちから歯がダメになって入れ歯、なんて悲しいですよね。歯を大事に使っていくためには、歯は勿論のこと、歯周にも気をつけていかなければいけません。

このページをTwitterで共有する
このページをGoogle+で共有する
このページをはてなブックマークでブックマークする
ページの先頭へ